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CI Factory Tour 2019-1

2019/04/07
 
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到着2日目から良い天気が続いたカリフォルニア。
早朝のチャネルアイランズ 本社。
午前中はコンディション回復してきたリンコンでニューモデルを試乗。
午後から夕方までは、ニューモデル開発責任者のアーロンのボード解説。
日本の波にフィットし、アーロン自身も日本人にお勧めと言っている、発売が始まったCIフィッシュ、ネックビアード2、ロケットワイド、そのほかにテスト中の数モデルの詳細を聞けています。
アウトラインやコンケーブについてはもちろん、モデルごとの特徴を聞き、体型や年齢に合わせたカスタムオーダー時の注意やサイズ変更の行い方などを時間を掛けて勉強しています。


◆ロケットワイド
小さい波ではドライブ感が弱かったロケット9をベースにアウトラインとロッカーを微調整して小波でもドライブ感を出せる様にデザインされたのがロケットワイド。
大きく変更されたのはサイドフィンから下のアウトラインとコンケーブ。
幅が広くなったテールは早い滑り出しとドライブ感が強くなり、二つに別れたスワローテールはロケット9の回転性能をキープしています。全体的にバランス良いボリュームになっているので、癖が無くどなたでも扱い易いモデル。

センターはシングルコンケーブ、サイドフィン上からの深いダブルコンケーブとスワローテールの組み合わせはボードを傾けやすく、レールトゥーレールを行い易いデザインになっています。

少し大きめサイズで容積アップを選ばれてもコントロール性を損なわないデザインになっているのがロケットワイドの特徴です。


◆ネックビアード2
9年ぶりにブリットメリックとデーンレイノルズによってアップデートされたネックビアード。
初期のネックビアードの良い部分は継承されながら、シングルダブルからオールシングルコンケーブに変更されたのが大きな変更ポイント。

シングルコンケーブで一つになった水流をフラットアウトのテールから抜けさせる事で、テール全体がリフトしている様な新しいスピードとドライブ感がネックビアード2の特徴です。


初期のスクエアーテールネックビアードを使っていた方は判るかもしれませんが、サイドフィンからテールまでのラインに少し丸みがプラスされ、1/2″広がったテール幅と合わせてサイドフィンからテールまでの面積が広くなっている事で驚くほど早く滑り出し、新しくなった走りを1本目の波から感じていただけるデザインになっています。

長年のネックビアードファンには必ず乗っていただきたいバージョンアップであり、メインボードの1本として選択していただけ、パンチの効いたアクションを好み、平均的な日本の波で大活躍してくるボードをお探しの方にお勧めです。


◆CIフィッシュ
チャネルアイランズ のフィッシュボードの歴史は長く、レトロフィッシュ、イブンキール、スキニーフィッシュ、そして販売が始まったCIフィッシュ。
ベーシックなフィッシュボードのデザインはそのままに、スピードとマニューバビリティーのバランスを追及し、現代的なハイパフォーマンス性能を取り入れたモダンフィッシュボードです。ボトム形状はシングルダブルコンケーブとVアウト、パフォーマンスボードと同じデザイン。

このフィッシュボードのキーポイントはフィンのロケーションとセンターから下のテールまで伸びたストレートラインです。

古くに登場したレトロフィッシュはフェイスをクルージングし直進性に優れ、クワッド設定だったスキニーフィッシュはドライブ性に優れていました。その両方の良い部分を取り入れ、更に強いドライブ感を出すためにフィンポジションを少し前に出し外に広げられています。
そして、アルさんがデザインした5種類のキールフィンから最も回転性が良く、フレックス性があり一般のサーファーに優しく扱い易いフィンが選ばれ、テールのストレートラインと組み合わさり回転性とドライブ性が高いハイパフォーマンスフィッシュボードになっています。

小波にも強く、頭サイズの波も高速でフェイスを走り抜けてくれる、どなたでも扱い易いフィッシュボードです。
ノーマルなショートボードでは味わえない走りはとても新鮮で、サーフィンが更に楽しくなっていただけます。


パーカーコフィンとタイラーウォーレンが使ったCIフィッシュ。
タイラーウォーレンのフィッシュは既成のサイズではなく、日本人に合う参考になる数字になっていました。

カスタムサイズをお考えの方は、ぜひ相談してください。

2019年レイトモデルのウルトラジョー。
アベレージジョーのネガティブな部分をブリットや他のシェイパーが修正を入れ、さらに多くの波を捕らえてパフォーマンス性も上げたニューモデル。

アベレージジョーの丸いアウトラインをスマートにして、パドリングでは楽できる様にセンターのボリュームは残しながらボキシーレールをミディアムに変更。

このモデルの特徴は、シングルダブルコンケーブとスパイラルVEEアウトになっているボトム形状とダブルバンプスカッシュの組み合わせで、見た目のアウトラインからの印象とは違う、クイックでドライブ感の強いサーフィンが可能なところです。


リンコンで試乗しましたが、滑り出しはとても速く、この手のモデルとは違うターンの伸びとクイックなアクションが出来たのが印象的です。

ノーズの細いショートボードでは身体がきつく、パドルにゆとりがありながらもパフォーマンスは行いたい方にオススメのモデルです。

ウルトラジョー


HAPPY   ハッピー

 


スパイラルVEE


昨日、WQSの第1戦でチャネルアイランズ の選手2名が優勝。


北北東の風が強い火曜日の千葉外房。

波のサイズはムネカタ。

よれのあるコンディション。

今朝はネックビアード2とロケットワイドを乗り比べ。

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