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2024年 何に乗りますか?

2024/06/03
 
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年齢と向き合うサーフボード-8
2024年は何に乗りますか?
水温上がり始め、台風1号が発生して本格的なサーフィンのシーズンが始まった5月末。
現在は様々なサーフボードの種類があり、サーフィン歴やレベル、年齢やスタイルに合わせて選択していただく事で休日をしっかりと楽しんでいただけます。

また、最近のサーフボードには調子の良い悪いといった当たり外れも無く、どれも高い性能になっているのが一般的になっていますので、極端な浮力オーバーなどに注意してご自身の体型や求めるスタイルに合わせてレングスと容積のバランスの取れた選択をしていただければベストボードを手に入れる事が可能です。

2024年チャネルアイランズのお勧めショートボードになるGスケート、ハッピーエブリデイ、ダンプスターダイバー2。
この3モデルの中で幅広いレベルや年齢の方にぜひ乗って頂きたいのはハッピーエブリデイ
抜群に早い滑り出しと安定感高いスピード性能は誰もが驚き、明らかにレベルアップに繋がる扱い易さのあるモデルです。
日本の平均的な波でいつも使えて活躍してくれる、スタンダードなトライフィンボードをお探しならハッピーエブリデイ は安心してお勧めできるショートボードになります。

初級から脱出して横に走れるぐらいのレベルから使っていただけ、ターンが行い易いので女性ショートボーダーにも使っていただきたい扱い易い性能です。

発売から2年が過ぎて、今だに中古ボードとしての入荷はほとんんど無く、誰もが手放さないショートボードになっています。

ニューモデルのダンプスターダイバー2は容積で比較すると幅と厚みはハッピーエブリデイ と同じになり、1インチ短くなるレングスの違いからも更にアクションを行い易くしたデザインが分かります。
過去のデーンレイノルズがデザインしたサーフボードはやはり少し短いレングスと深めなコンケーブからスピード性とキレのあるリップアクションを可能とするデザインになっていて、今回のDD2もコンセプトは同じながらボトムのシングルコンケーブは浅めになり扱いやすさは向上されたニューモデルになっています。

ハッピーエブリデイとダンプスターダイバー2の滑り出しの速さに大きな差は無く、どちらも求めるスタイルに合わせて安心して選んでいただけるショートボードです。

スタンダードなショートボードとはアウトラインが全く違うのがGスケート。
普段からトライフィンボードを使い、少し乗り味を変えたショートボードを求めるならGスケートはお勧めです。

Gスケートはノーズ幅が広いので小波用と思われがちですが、ウネリの押しが強く更にサイズアップした時に本領を発揮するタイプになり、スピード性能の高さは圧巻です。
速いテイクオフからハイラインをブレずに速度を上げて走れ、急激なカーブもしっかりとこなせるテールコントロールが可能な性能を持っています。
モデル名からもスケートボードのようにフェイスを自由に動け、ハイラインを高速で走り抜けクイックなアクションからドライブを効かせたターンまで、何でもこなせる楽しい性能を持っています。

Gスケートは、かなり男心をくすぐるスピードの出るサーフボードです。

全てのモデルをEPSフォームで作られているファイヤーワイヤーサーフボード
従来のセンターストリンガーをポリウレタンフォームでサンドしたサーフボードとは違い、最先端の材料と構造で出来上がっているテクノロジー系サーフボード。

僕自身もそうでしたが、長年センターストリンガーのPUボードに乗っていると、抵抗感があったEPSフォームのサーフボード。
しかし、これは完全に食わず嫌いであったと感じさせてくれたのがマッシュアップ

ファイヤーワイヤーのEPSボードは強い癖は無く、PUボードとEPSの中間的な良い部分だけを取り入れたサーフボードと言えます。

デザインしたロブマチャドも頻繁に乗っていて、既に使っている方のベストボードに必ずなるマッシュアップ。
EPSフォームのサーフボードの中でも完成度高く、短めのレングスラインナップになりますが、小波からサイズアップまで活躍してくれる日本の波質に合うとても乗り易いモデル。

僕自身もマッシュアップは手放せないサーフボードになっていて、ハッピーエブリデイ とマッシュアップは自分がイメージしているライディング以上のサーフィンをさせてくれるパフォーマンスボードです。

52歳まで現役選手を続けたケリースレーターがデザインのS BOSSBOSS UP
ケリースレーターがデザインしたから難しいですか?というご質問をいただきますが、S BOSSはノーズ幅が広く全体に丸みのあるアウトラインなのでとても扱い易く素直なサーフボードになっています。
冬場のクリーンな腰腹から頭前後まで使い、どのサイズも良い走りをしてくれた印象です。
優しいアウトラインですが、ケリーのデザインだけありパフォーマンス性能はとても高くなっています。
マッシュアップよりもサイズアップしたウネリに厚みのある波では頼りになり、小波から大波まで使える広いレンジがS BOSSの特徴です。
年齢を重ねてもパフォーマンスボードを好み、FRK+の様なノーズの細く尖ったのは不安を感じる方にはS BOSSはテイクオフから安心感を与えてくれるパフォーマンスボードなのでお勧めです。

S BOSSのステップアップボードとなりレングスを伸ばしたのが新しいBOSS UP。
ミッドレングスのカテゴリーとなる6’6″からのサイズ展開になり、スレーターデザインなのでクルージングだけではなくパフォーマンスもこなせるミッドレングスになっています。

まだ情報の少ないBOSS UP、これを使っているTaylor Jensenのライディングをインスタグラムで観ていただくのが一番解り易いと思います。
ショートボードを長年続け、まだミッドレングスを使っていないサーフィン歴の長いベテランの方が見ても欲しくなってしまうと思います。

長年第一線で活躍してサーフィン業界で最も高いカリスマ性を持つロブとケリーのデザインしたサーフボードは高性能でありながらユーザーフレンドリーなデザインになり、新たな次元でサーフィンを楽しめる現代的なサーフボードだと思います。

昨年からカリフォルニアの海岸線で人気が高まっているミッドツイン
一般的なミッドレングスよりも少し短く、センターフィンがないのでテイクオフ速くスピード性能の高いタイプ。
ツインフィンなので大きなレングスでも回転性良く、普段ショートボードをお使いになり、ボードを動かす事が好きなサーファーには楽しんでいただけるミッドレングスです。

ギミックのカルマはフィンポジションを前に出して、更に回転性をあげたミッドレングスタイプ。
国産でカスタムオーダー対応のボードになり、低価格で出来上がりも早く人気の商品です。
カルマはショートボードとミッドレングスの中間的なタイプになり、フロー感と回転性を楽しんでいただける、どなたでも扱い易いタイプなので、初めてミッドレングスにトライする方や女性にもお勧めなモデルです。
チャネルアイランズから昨年登場したM23
ベースはトライフィンショートボードのカテゴリーになり、カリフォルニアの100kg近いサーファーがショートボードとして使っているので、見た目はミッドレングスですが動きはショートボードになるM23。
アルさんが現役でサーフィンしてた頃に混雑したリンコンのピークでも波を捉える事ができるようにデザインされたのがM13、その後息子のブリットによってチューニングされて昨年登場したのがこのM23。
メリックシェイプが純粋に継承されている唯一のモデルになります。

既に販売されているミッドレングスよりもノーズ幅が細くデザインされているので、軽快感があり長年ショートボードを使っているベテランサーファーにもお勧めな長めのサーフボードです。

M23はサーフボードとして最も扱い易いトライフィン設定なので、サーフィン歴が浅くなかなか波に乗れてない方や、体力的に波に乗る本数が減ってきているサーファーにも良い助けになるモデルです。

デヴォンハワードがデザインして、瞬く間に世界中で人気になり、1年で定番的なサーフボードになってしまったCiミッド。
その後登場したシングルフィンのトライプレーンハルは日本の小波にも強く、ミッドレングスを愛用する方の2本目になっているデザインです。

5年前からコメントしているミッドレングスに関して、←こちらのリンクを見ていただいた方が分かり易いと思います。

発売から数年経ち、ニューモデルのカテゴリーには入らないモデルですが、このミッドレングスに関しては全てのサーファーにお勧めでき、今後も続いていくサーフボードだと思います。

全てのパートで今までのショートボードには無かった気持ち良さを体験していただけ、
長年トライフィンを使い新しい刺激と楽しさを求める方
5フィート台のショートボードでは乗れる本数に満足できていない
運動不足で体重増加気味
お身体が大きくウネリの弱い日には物足りなさを感じている
加齢と共に乗れる本数が減っている
ロングボードの大きさには抵抗がある、既に苦戦している
など幅広いサーファーにお勧めでき、頼りになるミッドレングス、

パドル安定感に優れ、
ショートボードが乗れない奥のピーク位置からテイクオフが出来、
周りの人が驚くスピードでフェイスを走り、
不可能であろう早いセクションを走り抜け、
波打ち際ギリギリまで乗り繋げ、
満足感で満たされ、
再びドルフィンスルーで沖までゲッティングアウトの時は笑顔になってしまい
多くの波に乗る事ができる自分自身に驚いてしまうサーフボードです。

ミッドレングスはどなたでも楽しめるサーフボードですが、いつも行くサーフポイントの波質で選択する大きさは変わってきますので、いつでも相談してください。

現在のサーフボードはショートからミッドまで、とても性能が上がっていると言えます。
新しいトライフィンボードをお探しなら、ハッピーエブリデイ とダンプスターダイバー2は満足感高くレベルアップさせてくれ、Gスケート、マッシュアップ、S BOSSは今までのスタンダードボードには無い完成度の高いパフォーマンスを楽しめます。

年齢や体力に合わせてゆっくりとサーフィンを楽しむなら長さにゆとりあるミッドレングスの選択が安心です。
ミッドレングスを使って体力が向上したなら、再びショートボードを使いたい気持ちも湧いてきます。
いつもこの年齢と向き合うサーフボードを投稿していて、初回の2015年から9年が経ち、59歳になった自分自身も現在のサーフボード性能の高さはには驚いているのが正直な気持ちです。
この歳になってもショートボードを楽しんでいるとは予想もしていなかったのが本音です。
特にハッピーエブリデイ の登場には、長いサーフィン歴の中でこれほど乗り易くイメージに近いサーフィンができるサーフボードに出会えるとは思っていなかったです。

更にミッドレングスの登場は、サーフィンの楽しさに拍車をかけ、多くのサーファーが波に乗れる喜びを感じていると思います。

現在の自分がショートボードを楽しんでいられるのは、身体の柔軟性だと思います。
50歳ぐらいから同じスポーツトレーナーにアドバイスをしていただき、朝晩のストレッチに時間をしっかり使っているので、あまり身体の故障などもなく、柔軟性が高まると2〜3時間のサーフィンでも筋肉痛にならなくなっています。

誰もが年齢を重ねて筋肉はどんどん硬くなるので、スポーツを行うのにこの身体の柔軟性はとても大切になりますが、それ以上に大切なのは、体を冷やさない事だと思います。

サーフィン中は常に体が冷えないウエットスーツを使い、日常の服装にも注意して体の冷えを感じない事が大切になり、いつも温めている事でパフォーマンスは向上してきます。
猛暑日が多くなった近年、職場ではエアコンの風が当たり、就寝時にもエアコンなしでは寝れない日が多くなり、夏場ほど身体は芯から冷えてしまっています。
僕は夏場の就寝時に足首を温め体を冷やさない様に、スポーツメーカーのMIZUNOから販売されているレッグウォーマーを使います。
スポーツトレーナーに勧められて就寝時に使い始めたレッグウォーマーは驚きの効果を感じる事ができます。
朝起きた時に冷えてない足首は柔らかく動き、体のだるさも無くすっきりしています。
爪先が出るレッグウォーマーが良く、靴下では熱がこもって睡眠の質が下がってしまうそうです。
サーフィンの動きに足首の柔らかさはとても大切です。
寝るときはレッグウォーマーで足首から温め、サーフィンに向かう車内でも靴下と靴を履く事でパフォーマンスの違いを感じれます。

年齢を重ね、テイクオフの時に足が出にくいと感じている方は、是非日常から変化してください。

この波は3月末の南岸低気圧からのウネリ。
オフショアでアタマオーバーのコンディションで使用したサーフボードは35リットルの容積があるツインピン。
以前は同じピークで30リットル前後のショートボードを使い、なかなか奥のピークからテイクオフしてフェイスを抜け切れない場面が多かったのですが、大きめのツインピンを使う様になってからは、理想的な位置からテイクオフ出来、ツインフィン独特のスピードを活かして岸まできっちりライディングできる様になってきた最近です。
乗れなかったフォーローなピークから乗れる様になり、大きめのツインピンを使い始めてレングスと容積のバランスの大切な事を再確認できた春の良い波でした。

容積をしっかりと確保してもレングスが短ければテイクオフは遅れてしまい、レングスが長過ぎてもテイクオフだけでフェイスをマニューバーできない横走りだけのサーフボードになってしまいます。

現在の年齢やサーフィンのレベルに合わせて、ショートボードもミッドレングスタイプもサーフボードの長さと容積のバランスがとても大切です。

最近のサーフボードは容積の表示がはっきり出ているので、年齢を重ねながら容積をしっかり管理する事で、年齢と向き合ったサーフボード選びを正確に行えます。

いつもサーフボードのレングスと容積のバランスについてコメントをしているのは、僕自身がいろいろなモデルで失敗をしているからです。
最もお勧めしているハッピーエブリデイ は3サイズ乗って自分に合うレングスと容積を探して自分の年齢に合う1本を決めています。
S BOSSもレングスを下げたのに変更していて、これらはいつも年齢を考えて乗れる事を優先に容積を多く取り過ぎてしまった失敗です。

ショートボードで容積を多く取りすぎると、そのモデル本来の性能を引き出せず、波とのリズムもまるで合わなくなってしまい、一番マイナスはテイクオフの滑り出しが遅くなってしまうところです。

年齢を重ねた時に誰もが容積を多くすれば安心と考えてしまいますが、これは大きな間違えになり、お体の大きさに対して最大にボード性能を引き出せる容積の許容範囲があります。

この容積を多くしてテイクオフを楽にしてくれるのは、ミッドレングスです。
ミッドレングスが40リットル近い容積でも速い滑り出しをしてくれるのは、レングスが長くなっているので大きな容積とのバランスが良く、速い滑り出しが可能になっています。

ショートボードもミッドタイプもレングスと容積のバランス、それと体型に合わせてコントロール性を残した許容範囲内のサーフボードが楽しめるポイントです。
オフショアと晴天、この日はサーフボードと波が合い、印象に残るサーフィンでした。
ウエーブプールもご自身のサーフィンスタイルを確認するには最適です。
ここでは容積オーバーしてるサーフボードがどうなるかをはっきり体感できます。
年齢と向き合うサーフボード、いつでも相談してください。

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