アルメリック モデル選び2019
様々なモデルがラインナップするチャネルアイランズサーフボード2019。
写真左からロケットワイド、ネックビアード2、CIフィッシュ、CIツイン、サンプラー
OGフライヤー、フィーバー。店頭では全てご覧いただけます。
モデル毎にしっかりと個性があり、サーフィンのスタイルに合わせて選択していただく事で、休日のサーフィンを楽しんでいただけます。
それぞれのモデルを、すでに使っているお客様の感想と、僕が使った感想を混ぜて解説します。
◆ロケットワイド 115,000円税別
日本の波と良くフィットするロケットワイド。
アベレージジョーなどの短く厚みの多い小波用ボードから進化して、少し長くなったレングスはオールラウンドな小波用ボードとなり、滑り出し速くパワーの弱いモモコシのコンディションでもクイックなパフォーマンスを行え、日本の頭サイズの波でも使えるのが特徴です。
アウトラインは広く、全体のボリュームバランスが良いので、体重が増えて運動不足気味の方やお身体が大きく波に乗れる本数に満足出来ていない方には、レングスと容積を多いサイズを選んでいただいても軽快な動きをしてくれ、メインボードとしても問題ないデザインになっています。
アクションを好み練習中の方や、コンテスト出場や認級テスト合格を目指す方にも、癖が無く扱い易い日本の波に適したパフォーマンスボードです。
コンパクトで丸みのあるアウトラインは、力の弱い女性にもお勧めできるモデルです。
◆ネックビアード2 115,000円税別
2010年に販売が始まり、2012年サーフボードオブザイヤーを獲得しているネックビアード。
発売当初は斬新に切り落とされたスクエアーテールを好きになれず、敬遠していた方が多かったモデルです。
その後使い始めた方の評判が良くあっという間にトップセールスボードになったネックビアード。
変更されたコンケーブや1/2″広くなったスクエアーテールは走りに力強さが増し、さらにパンチあるサーフィンが可能になっていると感じています。
発売当初から使うネックビアードフリークには、最初の1本目から違いを感じていただけ、9年前に味わった感動がバージョンアップされて再び体験していただけますので、今回もぜひ乗っていただきたい性能になっています。
コンディションを選ばず万能なネックビアードはメインボードの1本として選んでいただけ、日本の波と相性良く、扱い易い性能はステップアップのきっかけを掴み易いサーフボードです。
年齢やサーフィンのレベルを問わず、多くの方に満足していただけるモデルです。
◆CIフィッシュ 115,000円税別
2019年春から販売が始まる全く新しいフィッシュボード 。
今までの厚みの多いレトロタイプとは違い、全体的に薄くボリュームを落とし、パフォーマンス性を上げているのが特徴のフィッシュボード。
性能を確認したく昨年末に到着してから様々な波で使い込んでみました。
膝腰から頭サイズのコンディションでも問題なく使え、どんな波でも対応でき、クルージングから垂直のオフザリップも可能なハイパフォーマンスフィッシュというのが一番の感想です。
レトロ系フィッシュの様な難しさは無く、ツインフィンを意識していただければ、どなたでも楽しんでいただけるフィッシュボード だと思います。
ノーマルのショートボードとは比較にならない早い滑り出しと、フィッシュボード独特のフェイスを高速で走り抜ける感覚は新鮮であり、驚きのスピードを体験していただけます。
性別を問わず使っていただけ、サーフィン歴の浅い方、小波用ボードを探す方、お身体の大きい方、メインボードを探す方まで、様々なスタイルのサーファーにフィットできるフィッシュボード です。長年トライフィンだけを使ってきた方には、特に新鮮で楽しい遊び道具となります。
パフォーマンスを求めるなら短いレングス、乗れることを優先なら長めのレングスがお勧めです。
◆CIツイン 135,000円税別 専用フィン付き
まだまだ使われている方が少ない、最新型クラシックツインフィン。
すでに使われている方と僕自身もこのサーフボードを手放す事は無いと言えるモデルです。
全モデルの中でも最速であり、クラシックなアウトラインに現代的な最新のロッカーにアップデートされているので、強いドライブ感とカービングを楽しんでいただけます。
大きいサイドフィンとセンターに小さなトレイラーフィンの仕様なので、トライフィンだけを使っていた方は、最初のターンでテールが滑ってしまうかもしれませんが、体重の使い方が分かり、軸の移動が明確にできる様になればステップアップに繋がるサーフボードでもあります。
ツインフィン仕様なので、初心者の方よりは、経験の長い方がこのモデルは楽しんでいただけ、サーフボードの進化を実感していただけると思います。
クラシックなフォルムにスムースで強力なエンジンを搭載した乗り物を求める大人の方にお薦めなツインフィンです。
◆サンプラー 115,000円税別
ベストビーチブレイクボードであるサンプラー。
モモコシからアタマサイズの波まで、多少風が入っていたりボヨついてしまう状況でもコンディションを選ばず活躍してくれるのがサンプラー。
サイドフィン周辺の深いコンケーブは力強いターンからパンチの効いたトップアクションが可能であり、アクションが多いパフォーマンスの好きなサーファーにはお薦めのモデルです。
デーンレイノルズがデザインしたボードは前足の上にボリュームが多くあるのが共通点ですので、サイズ選びを慎重に行わないと、全く活躍しないボードになってしまう場合があります。
1本のボードで様々な波に対応できる、メインボードをお探しならサンプラーはお薦めです。
◆OGフライヤー 115,000円税別
20年前に誕生したモデルのロッカーとコンケーブが継承される名作のオリジナルフライヤー。
直進安定性に優れ、早い滑り出しからのベーシックなドライブターンの感覚は一度使われると病み付きになる乗り味があります。
浅いシングルダブルコンケーブは扱いやすく、アルのシンボルでもあるバンプスカッシュテールは、ワールドツアーレベルの高いパフォーマンスも可能なデザインになっています。
サンプラーよりも長さをとれ、同じ長さのフィーバーよりも容積が多くなるデザインなので、
最近、体力の衰えを感じているけど、まだまだショートボードを使い続けたい方にはベストボードとなっていただけます。
長めのレングスと多めの容積で楽にショートボードを乗りこなすならOGフライヤーはお勧めです。
◆フィーバー 125,000円税別
2018年のワールドツアー選手の多くが持ち込んでいた、信頼度の高いモデルのフィーバー。
ラインナップするモデルの中では長めのレングスになり、日本の波ではハラムネサイズからオーバヘッドまで活躍してくれるパフォーマンスモデル。
細めのノーズエリアからは想像できない滑り出しの速さがあり、テイクオフからインサイドセクションまで、全てのパートで新しいサーフボードの性能を楽しんでいただけるモデルです。
近年主流となる短いレングスのパフォーマンスボード、久しぶりに3インチ長い身長と同じぐらいのモデルを使うと、ターンの伸びは良く、浮く様なスピード感を味わえます。
コンテスト志向の方には得点を出しやすいボードデザインであり、アクションを好む方にお薦めのモデルフィーバーです。
◆ウルトラジョー 115,000円税別
◆ハッピー 125,000円税別
◇スパインテックテクノロジー
ストリンガーの無いEPSフォームと、ファイバーグラスとレジンの組み合わせで作られた高精度のストリンガーが使われ、弾性エネルギーの原理に基づいてデザインされたため、圧力が加えられると収縮し、その後自然に元の状態に戻る仕組みの為、サーフボードからよりダイレクトに、生き生きとした反発を感じることが出来るのがスパインテックテクノロジー。
従来のティンバーストリンガーに代わり、実質的には壊れにくく、デッキ部分にインストールされている事で、サーフボードにエネルギーを溜め込み増加させ、反発性、スピード、フローといった急激な原動力に反応する事ができます。
EPSフォームに対して様々な感想をお持ちの方がいると思いますが、現在のEPSフォームは密度が高まった事でしなやかに動き、以前のカチカチでバタつくというのは少なくなっています。
EPSフォームは従来のポリウレタンフォームより浮力を多く感じていただけるので、波をキャッチする能力が高まり、体力が下がってしまった方にも良いフォローをしてくれる素材です。
EPSスパインテックは15,000円のチャージとお高くなってしまいますが、その恩恵は大きく、使っていただければ、乗れる本数の増加に満足していただけます。
様々なデザインのサーフボードがラインナップするチャネルアイランズ。
サーファーにとって最も求めるのは、楽しく多くの波に乗れる事。
ウネリの弱いコンディションでも活躍してくれるのは、ロケットワイド、ネックビアード、CIフィッシュ、サンプラー。
サイズの上がった時に活躍してくれるのは、CIツイン、OGフライヤー、フィーバー。
容積を増やして大きめで使うなら、ロケットワイド、CIフィッシュ、OGフライヤーがお勧めです。
サーフィンのレベル、年齢や体力などに合わせたサイズ選び、レングスと容積のバランスが一番重要になり、同じモデルでもサイズ選択の仕方で使い易さは大きく異なってくるのが現代のサーフボードです。
オーバーフローで浮力たっぷりと多いサーフボードを準備したのに乗れなくなった、というお悩みがありましたらいつでも相談してください。
適切な道具選びを行い、休日のサーフィンを楽しんでください。