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トリム & フロー

2023/01/28
 
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世界中で多くのサーファーを魅了しているミッドレングス。カリフォルニアのデボンハワードがデザインして販売開始から2年、誰もが沢山の波に乗れる自分自身に驚かされているサーフボード。年齢や性別、サーフィンのレベルに関わらず幅広い方が楽しめるミッドレングス、予想したよりも沢山の波を捉えロングライド出来るので、誰もがデボンハワードやマイキーフェブラリーの様にフェイスを優雅にカービングしたくなる欲がどんどん湧いてくる道具でもあります。
レングスが長く容積の多いミッドレングス、ショートボードよりも体重移動と軸の使い方が大切になり、軸の移動にメリハリをつける事で誰でも優雅なサーフィンスタイルに見えてきます。
デボンがフェイスを走る時のスタンスとトップターン時の後ろ足の位置に注目して下さい。
デボンがいつも使っている6’10″のサイズからだと、後ろ足は30cm〜40cmステップバックを行ってから体重移動してターンに入っているのが分かります。
ボードのセンターにスタンスをとってフェイスをトリムして加速する事が大切なミッドレングス。
ボードの真ん中辺りに立ち、加重を両足に均等もしくはやや前足加重で乗り、目の前にある波の変化とコンディションに合わせて細かくレールコントロールしたトリムからの加速とフローに繋げる事で次のステップバックからスムースな体重移動が可能となります。

トリムして波のハイラインを加速するからこそステップバック出来るのがミッドレングスの大切な部分であり、フローした感覚こそミッドレングスの魅力だと言えます。

ショートボードを長年続けてるサーファーは、ミッドレングスのセンターに重心を置いてレールを使いトリムして加速する動作が抜けてしまっている場面を多く見かけます。
真ん中のレールを使って加速出来る事で、次のステップバックから体重移動に移れ、ターンに入って行けます。
マイキーフェブラリーのスタイリッシュ過ぎるハイラインをトリムする加速。
ノーズの細いショートボードだと加速するスタイルはこれだけ姿勢が違ってきます。
ショートはこの体勢のままスピードがのったところでステップバックからターンに入って行きます。
ミッドレングスでこの姿勢になると、幅の広いノーズよりのレールが波のフェイスに当たってしまい加速できなくなってしまうので、前傾にならず上半身を引き上げる事が大切です。
同じ波に乗る道具でもショートボードとミッドレングスではこれだけスタイルに違いがあるので、ショートボードの乗り方を一度リセットしてからミッドレングスのスタイルを作り上げるやり方も良いかもしれません。この写真はデボンが7フィートのミッドレングスでトップターンを行っています。ステップバックした後に体重を乗せて大きな扇型のスプレーをあげながら綺麗にS字カーブを描く最もお手本となるライディングです。
ステップバックと体重移動がなければ不可能なマニューバーになります。
これはショートボードのコントロールでも重要な部分であり、サーフボードコントロールの基本となります。
ミッドレングスでテール荷重が出来る様になれば、ショートボードは簡単にテールターンを行う事が可能になりレベルアップに直結します。
ショートボードでなかなか上達の手応えを実感出来ない場合は、ミッドレングスを使ってしっかりと基礎を見直す練習が上達の近道にもなります。
ただ横に走るだけでないミッドレングス。
テールに体重を乗せたデボンのトップターン。
そして再びトリム & フロー。
この他にもデボンには色々なライディングの大切なポイントを聞いてますので、ミッドレングスを優雅に素敵に乗りたいと考えている方はいつでも相談してください。  つづく

ミッドレングスには長年続けてきたサーフィン人生もガラッと変化してしまう強い影響力と楽しさがあります。
こちらを参考にして下さい、様々なミッドレングス。

Stay Smooth and Casual.
ウネリは弱いままの水曜日。
波のサイズはモモたまにコシ。
朝の気温は4度。
しっかりと防寒対策が必要です。
オフショアが続いて18日目の朝になりました。


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