AVERAGE JOE & No4
完全にクローズアウトの千葉外房。
サーフィン出来る場所が限られる火曜日。
今朝の場所はムネ〜アタマオーバーサイズ。
北北東の風が強く、よれたコンディション。
海水温度はやや下がり風も涼しいので、ウエットスーツは長袖スプリング。
average joe 5’3″
PODのノーズとFLYERのテールをミックスしたアベレージジョー。
スパムホエールと似たアウトラインをしてるので、沢山波に乗れて楽しいというのは同じですが、パフォーマンスはクラッシックなラインを描くスパムホエール、ノーマルなショートボードに近い動きも可能なアベレージジョーと、ボードの性質は違っています。
No.4とアベレージジョーとの違いもはっきりしていて、ビーチブレイクでコンテストでも使えるパフォーマンスが可能なNo.4、パフォーマンスよりも沢山の波を楽に乗れるアベレージジョー。
長年ショートボードを使ってきた方が、年齢的や体力の落ちで波に乗れる本数が少なくなってきた時、レングスの長いタイプやファンボードにして、乗りなれた頃にやはりパフォーマンスの良さを再び求めてしまう傾向があります。
アベレージジョーはそんな方の欲求を全て補う為に、動きの良いボトム形状にたっぷりとした浮力をつけ滑り出しを速くし、短いレングスとフライヤーのテールのドッキングが軽いクイックな動きを可能にしてくれる性能を持ったモデルになっています。
ノーズは丸いですが、チャネルアイランズ社がデザインするショートレングスのサーフボードなので、見た目以上に良い動きをしてくれます。
この一本があれば、日本の平均的なコシハラ〜ムネカタサイズの波には問題無く対応でき、乗れる本数が圧倒的に増えるのは間違いありません。
浅いシングルコンケーブの中にVをつけているセンター付近のボトム形状は、No4やネックビアードとは違い、水平器をあてると左右のエッジ部分が浮いてる状態になり、浮力の強いボードの動きを良くする為の仕掛けが施してあります。
サイドフィンの前からは浅いダブルのコンケーブに変化が始まりますが、ここも水平器が両サイド少しだけ浮いてしまっています。
シェイパーに聞きましたが、このボトム形状の処理はとても難しく、同じものを量産するには、熟練の技術が必要のようです。
エンドフィンに向かい徐々にVが強くなり
テールエンドは、ニューフライヤーのようなスパイラルVEE形状になり、パフォーマンスの良さが伝わってきます。