フリースクラバーとカスタムボード
無風の火曜日朝。
沖で吹く南風の影響があり、ボヨついた海面。
波のサイズはムネ。
レフトが長いブレイク。
水温は24度、とても暖かくトランクスにタッパーで入れます。
9時に満潮。
今朝はトムカレンがデザインしたフリースクラバーでサーフィン。お昼は弱い南風。
サーフィン歴40年山下さんのカスタムはツインピン5’11″。
容積を33リットルにしてサイズアップした時も活躍してくれるサイジング。
サーフィン歴40年59歳の中島さんのカスタムはハッピーエブリデイ5’10″、容積29.7リットル。
年齢に合わせてレングスと容積を少し多めにする事で、沢山の波に乗れてパフォーマンス性能を損なわないカスタムになります。
体重に対して、容積だけを多くしてしまうサーフボードほど難しく感じてしまいます。
春にCiフィッシュのカスタム5’5″が出来上がった岩淵さんはサーフィン歴10年。
女性用にセンター厚を薄くしてレールを持ちやすいテーパーにデザイン。
容積は体重に対して少しだけ多くした女性向けのカスタム。
5ヶ月使っていただき、とても多くの波に乗れてCiフィッシュのスピード性と推進力の高さに喜んでいただいた岩淵さん。
女性のサーフボードはお身体に対して容積を多く取らない事がとても大切です。
体重に対して短く強い浮力はテイクオフの時にテールが浮き上がりすぎてしまいレールから手が離れなくなってしまう、女性にはコントロールが難しいサーフボードとなってしまいます。
優しいサーフボードはレングスと容積のバランスがとても重要になります。
東北に送られたCiフィッシュの5’8″。
体重58kgの方は約4リットル容積を多くして、その分レングスを長めにしてテイクオフの速さのバランスを取ったカスタムオーダー。
鹿児島の離島に送られたM13のカスタムは6’8″。
現在のM23の原型となるモデル。
オーダーされた方はCiミッドも使い、離島のアウターリーフではこのM13がフォーローなテイクオフに安心感が高いそうです。
湘南の鵠沼をホームポイントにする方のカスタムはボビークワッド5’4″。
綺麗なブレイクのビーチにはとても楽しいボビークワッド、オプションはライトグリーンのエアブラシ。
現在のサーフボードは細かくサイズ展開され、既成サイズの物もとても乗り易くデザインされています。
いつもサーフィンを楽しまれるフィールドの波質や年齢性別、サーフィン歴に合わせたサイズ調整していただく事で、更にご自身のサーフィンスタイルに合ったサーフボードを手に入れられるのもカスタムオーダーの楽しさです。