ダンプスターダイバー２

2024/05/12

2024/05/25

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久しぶりにデーンレイノルズがデザインしたニューモデルのダンプスターダイバー２。
2010年にSIMAボードオブザイヤーを獲得している完成度高いモデル。
ウネリの弱い日が多い日本の平均的なコシムネ〜アタマサイズの波で活躍してくれるボードデザイン。
前足の下から入る浅いシングルコンケーブがテールまで抜けているボトムデザインは、多くの水を捉えて強い推進力に変換して小波でもライディングにパンチを出してくれるデーンレイノルズお得意の形状。
全体的にワイドなアウトラインなのでパドリングの安定感高く、弱いウネリでもとても速いテイクオフを可能にしてくれ、小波の日に使っていて、乗れる安心感を与えてくれるデザインです。
弱目のノーズとテールロッカーに真ん中にはフラットな部分が長いステージドロッカーが使われているので、カービーなアウトラインと合わさって強烈なスピードとパンチの効いたアクションが可能になっています。
同時に販売されるDD2フィンはクロスを積層して作られた硬めの材質が使われ、少し小さくなったセンターフィンはボードのクイックな動きを更に高めてくれる形状です。

現在発売から2年になりトライフィンのパフォーマンスボードとして安定した人気のハッピーエブリデイがダンプスターダイバー２のライバルモデルになり、どちらを選ぶべきかを悩んでしまうと思います。
この２モデル、同じ容積の物を比較すると幅も厚みもまったく同じ数値になり、違うのはレングスの１インチだけになりますが、Ci社のサイトではダンプスターダイバー２は中級から上級者用、ハッピーエブリデイは初級から上級者用で紹介されています。

なぜダンプスターダイバー２が中級からになっているのかは、デーンがデザインするショートボードの特色でもあり、彼が過去にデザインしたボードのネックビアード、＃４、サンプラーなどは、どれも前足の上、胸の下辺りのボリュームが多いのが特徴です。
前足の上にボリュームが多いサーフボードは容積を多くして使ってしまうと、ノーズエリアが浮き上がってしまい滑り出しやリップアクションを行う時にワンテンポ遅れてしまう現象が出てしまい、あまり大きめサイズでボード選択をお勧め出来ないので、レングスを長く容積多めが適した初心者にはむいてないので中級から上級用で表示されています。

初心者からOKのハッピーエブリデイは前足の上のボリュームは極端に多くなく、ノーズからテールまでとてもスムースなボリューム配分になっているのが特徴なので、レベルを問わずどなたでも扱い易く、多少のレングスと容積アップも全く問題なく使えるパフォーマンスボードになっています。

サーフィン歴が浅くまだテイクオフが安定しない方や年齢や体力的に短いボードは難しく感じて、少しでも長めのボードで波に乗りたいのならハッピーエブリデイ。
ショートボード歴は長く、常にボードを動かしリップアクションを練習するレベルならダンプスターダイバー２はお勧めです。

既にハッピーエブリデイを使っている方でしたら１インチ短くしたダンプスターダイバー２は小波でのパフォーマンス性を楽しめ、アクションを行い易く感じていただけると思います。

アウトラインもボードサイズも似ている２モデルを先月静波のプールで比較しています。
ウエーブプールは毎回同じ波が出てくるので、ボードの比較には最適です。
常に連続して目の前にパワーポケットが出てくる波質では１インチ短く使っているので少しだけ有利に感じたダンプスターダイバー２。
ダンプスターダイバー２とハッピーエブリデイのサイズ選びなどはいつでも相談してください。
どちらも扱い易くサーフィンのレベルアップをさせてくれるトライフィンボードです。